無意識のデザイン
2006年 02月 18日
今日は、写真家の新村卓之さんとお会いした。
展覧会で見た写真がとても印象に残り、
本人と話しをしてみたいなぁ、と思っていた所、
知人が紹介してくれた。
ほんのわずかな時間しか、お話する事ができなかったが、
とてもフレンドリーな方で、一安心。
そして、とても柔軟な考えの持ち主。
やはり作品の持つ雰囲気に、近い印象を受ける。
一風変わった、今までの職遍歴を聞いて、
さらに親近感をおぼえた。
今回展示されている作品は、
街中にある無意識にデザインされたモノを、
スクエアーフォーマットに切る取る、と言う手法が取られている。
誰も意識していなかった、街の壁が、
絶妙なバランスと配色が成され、
デザインされたものとして、ファインダーを通し、生まれ変わる。
気持良いなぁ。
偶然と必然の境界線上とでも言うのか。
新村さんは美容師の仕事で、フランスに渡ってから、
向こうで、写真を始めたそうだ。
とにかくフランス写真家達は、テクニックは、さておき、
まず構図を重要視。
露出の話など、あまり出ないらしい。
対極のテクニック指向が強い、日本で始めていたら、
今ある作風には、至らなかったのだろうか。
久しぶりに良いなぁ、と感じた写真達。
なかでも、一際気を惹かれる作品があった。
まぁ、値のはるものだから、無理かなぁ。。。
縁とタイミングがあったら、
自然と手に入るのだろう、こういうモンは。
by fullnelson65
| 2006-02-18 16:01
| 日々雑言